
アプリケーションスペシャリストの人たちは普段どんな仕事をしているの?

いい質問!私が医療機器メーカーで働く実際の1日を見せながら解説していきますね!
こんな人に読んでほしい
☑ 放射線技師、検査技師の臨床経験を活かして医療機器メーカーに就職したい人
☑ 医療機器メーカーの業務内容を具体的に知りたい学生や転職希望の人
☑ アプリケーションスペシャリストの1日をイメージして面接対策や志望理由に落とし込みたい人
アプリケーションスペシャリストとは
アプリケーションスペシャリストは自社装置を通して臨床現場の課題を解決する仕事です。
実際に装置が入っている病院に向かい、医師や技師と臨床目線で会話することで貢献することが求められます!
業務内容
1.装置導入サポート
2.導入検討装置のデモンストレーション
3.情報提供などを行い顧客との信頼関係の構築
4.教育資料作成や勉強会の実施
5.学会発表や論文作成の支援業務 etc...
アプリケーションスペシャリストの1日の流れ

専門的な知識を活かして業務内容は多岐にわたります。
ここからは、私のとある1日を紹介します!
09:00 出社
・フレックスで10時出社や在宅勤務のときもあります。
・私は徒歩10分なので歩きで出社ですが、車での通勤も認められています。
09:00~12:00 社内業務
・メールチェック(社内連絡、顧客からの問い合わせに回答)
・訪問施設の報告書作成、必要があれば担当営業へ連絡
・訪問する施設への資料作成(回答するシーンを想像して複数パターン準備するのが私のこだわりです!)
・顧客訪問のアポとり、課題の回答
・社内ミーティング etc...
12:00~13:00 休憩、昼食
・社内の人たちと外食することもあります!
14:00~15:00 移動
・東京や大阪では交通機関で、地方での移動なら車が多くなります。
・一人で異動することもあれば、営業さんや上司と同行することもあります。
15:00~16:00 1件目(循環器の病院)訪問
・この日は担当営業に同行してもらい、技師長と院内での勉強会の打ち合わせを実施
・その場で装置に関する質問もいただいたので回答
16:00~16:30 移動
・2件目への移動
16:30~17:30 2件目(大病院)訪問
・前回訪問時に問い合わせいただいた内容について回答
・関連する資料もお渡し
17:30~18:30 帰社、報告書作成
・訪問施設の報告書作成、トラブルがあれば他部署への報告も行います
・翌日訪問をするための準備や社内の人たちとコミュケーション
19:00 帰宅
・病院に遅い時間までいると直接帰宅することもあります。
業務内容に関するFAQ
私が技師学校の後輩や放射線技師の友人からよく聞かれる内容についてまとめておきました!
-
毎日出張や外出の勤務ですか?
-
基本的に、午後には病院クリニックに訪問することが多いです!
資料作成やミーティングがあり1日社内の日もあります。
出張は、装置がたくさん入り忙しいときは週に3、4日宿泊することもあります。
-
臨床経験がないのは厳しいですか?
-
実際臨床経験があると有利です。得意なモダリティがあればさらにgoodです。
しかし、新卒の採用も多く私の会社のアプリケーションスペシャリストは7割くらいは新卒で活躍してる印象があります。(放射線技師か検査技師の免許が必須な会社もあります)。
入社後に病院実習があったり研修制度が整っていたりするので問題なく仕事はできます。
入りたい会社の研修制度はチェックしておくと良いと思います!
-
残業は多いですか?
-
時期によって増減しますが、私は平均残業時間は30~40時間です。
装置導入が重なったり、学会が多い年末や4月あたりは土曜日の出勤もあり残業が増えがちです。
-
放射線技師と比べて給料はいいですか?
-
病院や会社によっても違うと思いますが、残業代、ボーナス、日当がしっかり出る分、会社の方が給料が良い印象があります(技師の友人に聞いた感想です)。
昇給も毎年あり、役職がつくとさらに年収アップの可能性があるので収入を上げたい場合は会社への転職をおすすめします!
まとめ
・アプリケーションスペシャリストの業務内容は多岐にわたる
・臨床経験がなくとも従事可能。しかし、臨床経験は武器になる
・現在、病院勤務をしていて年収アップを目指すなら会社への転職の検討を!
※企業によって異なる内容もあるため、企業の募集要項を確認することをおすすめします


コメント