【現役アプリ職が解説】放射線技師が医療機器メーカーに就職する【職種理解】

アプリケーションスペシャリスト
学生

学校で放射線技師の勉強をしているんだけど、
医療機器メーカーで働くことにも興味があるんです..

スタット

「放射線技師の資格をとれば放射線技師として働くしかないのか...」

いえ、そんなことはありません!
”医療機器メーカー”に就職するという選択肢もあります

本記事では、現役アプリケーションスペシャリストとして働く視点から、仕事内容や必要なスキル、やりがい等を徹底解析します!

アプリケーションスペシャリスト(Application Specialist)は、医療機器メーカーに所属して、
導入した装置を正しく最大限に使えるように医療従事者のサポートする職種です。

営業が「装置の販売をする」役割だとすれば、
アプリケーションスペシャリストは「販売後に医療現場でのサポートをする」役割です
👉臨床の知識と装置の知識、コミュニケーション力を武器に、現場での信頼を得ることが求められます。

放射線技師検査技師免許を必須とする企業が多く、資格を最大限活かせる職種です!

 アプリケーションスペシャリストの仕事内容は以下の通りです!

1.装置導入サポート
・新しい装置を病院、クリニックに導入する際の操作説明やファントムでのトレーニング
・実際の検査で問題なく検査ができているのか立ち合い
・トラブル時の対応や、病院に応じた最適な撮影方法を提案
(装置によっては朝から夜まで3日間に渡って説明することもあります!)

2.導入検討装置のデモンストレーション
・営業担当に同行し、デモ装置を使用して新装置の操作方法を説明
・診療科に応じた臨床画像の紹介

3.顧客との信頼関係の構築
・営業担当と一緒に病院へ訪問し、技術的な質問に対応する
・次の更新に向けた関係性の構築

4.教育資料作成や勉強会の実施
・社内のサービスや営業に向けた装置に関する勉強会
・病院やクリニックの技師に向けた勉強会の実施(新入職員や病院実習生に向けて行うこともあります!)

5.学術支援
・自社装置を使ったテーマでの学会発表の支援
・学会発表でのスライド作成や、社内イベントへの参加促進を行う

臨床知識
 👉臨床のプロが相手なので日々勉強。医療や機械が好きな人には適性があります

コミュニケーション能力
 👉社内の人や、様々な医療従事者の方との会話をこなす自信がある人は適性があります。

プレゼン力
 👉取説だけでなく、デモやスライドを使ったプレゼン能力がある人は向いています。

問題解決能力
 👉現場で突発的に起こるトラブルに対応する能力は必要になります。

運転スキル
 👉長時間運転になることもあるので、運転に自信をつけておくことも大事です。

スタット

何か1つ強みを持つことが大事です!
社内でもデモに特化した人や資料作りに特化した人など様々いますよ!

やりがい

自分のサポートで検査がスムーズに進んだ時の達成感
 ⇒医療従事者の方たちから「来てくれてよかった!」と言われた時はめちゃくちゃ嬉しいです(笑)

新しい装置や技術の誕生に立ち会える
 ⇒どのメーカーも新しい技術の開発に力をいれています。
  その技術を最前線で知ることができ、それを臨床現場へ届けることができるのは
  アプリケーションスペシャリストの楽しい仕事の一つです。

美味しいご飯が食べられる
 ⇒地方出張や、学会があれば全国出張もあります。自分は事前にインスタで調べて出張に臨みます(笑)

大変なこと

出張や移動が多い
 ⇒客先での仕事が多いため、移動は多いです。遠方の病院から帰るときは家につくのが遅くなることも。

日々勉強が必要
 ⇒医師や技師の方々は熱心な方が多いので、話に置いて行かれないように日々勉強は必須です。
 臨床知識だけでなく装置の知識を常にアップデートさせています。

現場での急な対応を求められることも多い
 ⇒検査が失敗した、機械トラブル、時間のない医師への説明等、気を抜けない現場の緊張感はあります。

 ・スペシャリストとして専門領域を極める

 ・開発系の部署やマーケティング部門への異動

 ・医療系コンサルタントへの転職する

スタット

周りにも違う部署に移動したり、
医療業界の知識やコミュニケーション能力を活かして
転職している人がたくさんいます。

・アプリケーションスペシャリストは「装置導入後の現場を支えるプロフェッショナル

放射線技師や検査技師としての知識を活かして医療従事者のサポートに特化できる仕事

・大変な部分もあるが、やりがいもありとキャリアの幅が広がる

就職、転職を検討する場合は、まず「仕事内容を正しく理解すること」が第一歩です!
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